シェイクスピアのようなコピーを書きたい人は、他にいませんか?
シェイクスピアが、なぜ今も読まれ続けるのか。 その理由の1つを知ったとき、コピーに使えると思いました。
正直に言うと、私はほとんど読んでいません
「To be, or not to be: that is the question.」——生きるべきか、死ぬべきか。それが問題だ。
恥ずかしながら、知っているのはこのセリフくらいです。おとなの教養として読むべきものらしいのですが。
ただ、そんなことより伝えたいことがあります。
人気の理由は、ストーリーだけではなかった
シェイクスピアが英語圏で高く評価されている理由。ストーリーや心理描写が優れているから——もちろんそれもあります。
しかし、それだけではありませんでした。
理由の1つは、「読む人を混乱させる言葉」を使っていることです。
たとえば、名詞を動詞として使う。本来そういう使い方をしない言葉を、あえてそこに置く。
脳の活動を測ったら、分かった
これは感想ではありません。シェイクスピアを読んでいるときの脳の活動を測定して、実際に確認されたことです。
読み手は、その言葉に意表をつかれます。 そして、
「この人は、何を言おうとしているんだろう?」
と、考えさせられる。
この「一瞬止まる」が、記憶に残る仕掛けになっています。
日本語でも、使えるはずです
英語と日本語では構造が違います。そのままは真似できません。
でも、「いつもの言葉の使い方をずらす」という発想は使えます。
たとえば、こんな感じ。
きょうマクドでチーズバーガー50個したら、店員はさすがに笑顔らんかった
「50個買ったら」ではなく「50個したら」。「笑顔じゃなかった」ではなく「笑顔らんかった」。
これは思いつきなので、人目にさらす文章ではありませんが——読んだとき、一瞬止まりませんでしたか。それが狙いです。
ただし、使う場所を選んでください
全部を変な文章にすると、単に読みにくいだけになります。使い分けが必要です。
| 場所 | 書き方 |
|---|---|
| 見出し・キャッチコピー | 変化をつける。 まず止まってもらう必要がある |
| 本文の説明 | 素直に。分かりやすさが最優先 |
| 料金・契約条件 | 絶対に素直に。 ここで凝るのは事故のもと |
やりすぎの判断基準
たった1つです。
一瞬止まった後、意味が分かるか。
- 止まった → 分かった → 印象に残った → 成功
- 止まった → 分からない → 読み飛ばされた → 失敗
声に出して読んでみてください。 この違いは、すぐ分かります。
今日やること
ゼロから書く必要はありません。
いま使っている見出しを1本選んで、こう変えてみてください。
① 語順を入れ替える
② 名詞を、動作の言葉に変える
③ 最後まで言い切らずに止める
10分でできて、費用はゼロです。 3案作って、声に出して読み比べる。それだけで、反応が変わることがあります。
見出しの型そのものは反応が取れる見出しの作り方に、売れる言葉の構造は売れるコピーの秘密に書いています。
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きれいな文章ではなく、“すこし変な文章”にチャレンジしてみませんか? 注目度が増すかもしれませんよ!
よくある質問
「少し変な文章」とは、具体的にどういうものですか?
名詞を動詞のように使う、順番を入れ替える、あえて言い切らないなど、読み手が一瞬「ん?」と止まる書き方です。シェイクスピアの作品を読んでいるときの脳の活動を測ると、こうした表現で処理が活性化することが分かっています。意表をつかれた読み手は、書き手が何を言おうとしているのかを考え始めます。
きれいな文章より、変な文章の方がいいのですか?
場所によります。見出しやキャッチコピーなど、まず止まってもらう必要がある場所では変化をつける価値があります。一方、説明や契約条件など、正確に伝える必要がある場所では、素直で分かりやすい文章が正解です。全部を変な文章にすると、単に読みにくいだけになります。
やりすぎると、どうなりますか?
意味が伝わらなくなり、読み飛ばされます。判断の基準は「一瞬止まった後、意味が分かるか」です。止まったまま分からなければ失敗、止まった後に理解できて印象に残れば成功です。声に出して読んでみると、この違いはすぐ分かります。
文章が苦手でも使えますか?
使えます。ゼロから書く必要はありません。すでにある見出しを1本選んで、語順を入れ替える、名詞を動作の言葉に変える、といった小さな変更から試してください。書き換えは10分でできて、費用もかかりません。
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