刈谷市の中小企業診断士|取引先が1社に偏っているとき

取引を減らしましょう、という話ではありません。
長く続いている取引は、それ自体が積み上げてきた財産です。

危ないのは、偏っていることではありません

売上の大半が1社という会社は、刈谷にたくさんあります。 それ自体は、選ばれ続けてきたということです。

気をつけたいのは、別のところです。 自社の価格を、自分の言葉で説明できるかどうか。

同じ1社取引でも、原価を掴んでいて説明できる会社と、 提示された金額をそのまま受けている会社とでは、 数年後に手元に残るものがまるで違います。 材料が上がったとき、電気代が上がったとき、動けるかどうかが分かれます。

手を付けられる順に並べると

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1品目だけ、本当の原価を組み立てる

全品目をやろうとすると止まります。いちばん量が出ているものを1つだけ選びます。材料費に、段取りの時間・検査・手直し・運賃を足します。この4つが抜けている会社がほとんどで、入れた瞬間に順番が入れ替わります。「よく出ているから稼ぎ頭だと思っていた製品が、いちばん残っていなかった」というのは珍しくありません。

2

残る金額の順に、製品を並べ直す

1品目でやり方が分かったら、同じ計算を主要な品目に広げます。並べるのは「1個あたりいくら残るか」ではなく「その製品で年間いくら残っているか」です。1個あたりが薄くても、量が出ていれば残る金額は大きくなります。家賃も給料も、率ではなく金額で出ていきます。

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足りない金額を、式にする

「苦しい」を金額に変えます。必要な値上げ額 = 原価の上昇額 +(増えた固定費 ÷ 販売数量)。電気代・最低賃金・運賃が上がっていれば、原価の上昇分だけを乗せても残る金額は増えません。そこまで含めて、初めて数字になります。

4

相手が確かめられる形にする

交渉は御社の仕事です。こちらは同席いたしません。準備するのは、何がいつからいくら上がったのかを、相手が自分で裏を取れる資料にすることです。公表されている指標に紐づけておくと、相手の担当者も社内で通しやすくなります。

5

そのうえで、次の柱を考える

ここまでやって初めて、新しい取引先の話になります。順番が逆だとうまくいきません。原価を掴んでいない状態で新規に走ると、安い仕事を取ってきて忙しくなるだけで終わります。自社の価格を説明できるようになってからのほうが、新しい相手にも通ります。

いちばん多いのは、段取り時間が入っていないことです

原価を見せていただくと、材料費までは出ています。 そこから先が入っていないことが、とても多いです。

入っていることが多い抜けていることが多い
材料費 段取り替えの時間(少量多品種ほど効いてきます)
直接の加工時間 検査・測定の時間
外注費 手直し・不良の分(起きた回数で割り戻します)
運賃・梱包材(上がっているのに据え置きのことが多い)

この4つを入れるだけで、製品の順番が入れ替わります。 赤字だと思っていたものが黒字だったり、その逆だったりします。 まず1品目だけ、実際の数字で組み立ててみてください。 やり方は原価計算がどんぶり勘定になっているときにも書いています。

刈谷市への訪問について

事務所は東海市です。刈谷市までは車で40分ほどなので、伺えます。 遠い場合は、初回だけお会いして、その後はオンラインで進める形もよく使います。 移動時間の分をご相談の時間に回せるためです。

ただ、製造業の場合は一度現場を見せていただけると、数字だけでは分からないことが出てきます。 段取りに何分かかっているか、どこで待っているかは、帳簿には出てきません。

愛知県内の他の地域については 愛知県の小さな会社の経営コンサル、 価格転嫁そのものについては 人件費が上がった分を、価格に乗せられないときにまとめています。

担当するのは

中小企業診断士(経済産業大臣登録)の吉田直樹です。 大手鉄鋼メーカーで製鋼プロセスの技術開発に約6年、 そのあと機械設備の状態診断に20年携わりました。 やっていたのは潤滑油を分析して、データで機械の状態を判定する仕事です。 解析したデータは300件を超え、学会発表は40回を超えます。

現場の数字がどう作られているかを、内側から見てきました。 「この工程は何分かかっているのか」を、感覚ではなく実測で押さえる進め方をします。

担当者のプロフィール事務所の概要よくあるご質問(全体)

よくあるご質問

取引先を分散させろ、という話ですか?
いいえ。長く続いている取引は、それ自体が積み上げてきた財産です。減らす前提では考えません。見ていただきたいのは「価格を自分で説明できる状態かどうか」です。同じ1社取引でも、原価を掴んでいて説明できる会社と、言われた金額をそのまま受けている会社とでは、数年後の残り方がまるで違います。
原価が分からないのですが、それでも相談できますか?
できます。というより、そこが出発点になることがいちばん多いです。多くの場合、材料費までは出ていて、そこから先の段取り時間・検査・手直し・運賃が入っていません。この4つを入れるだけで、赤字だと思っていた製品が黒字だったり、その逆だったりします。まず1品目だけ、実際の数字で組み立ててみるところから始めます。
値上げ交渉に同席してもらえますか?
同席はいたしません。交渉は御社の仕事で、相手との関係も御社のものだからです。こちらがやるのは、その前の準備です。何がいくら上がったのか、その結果いくら足りないのかを、相手が確かめられる形にします。金額の根拠がある状態で臨むのと、感覚で臨むのとでは、通り方が変わります。
製造業以外でも大丈夫ですか?
大丈夫です。飲食店、小売、サービス業も担当しています。製造現場に長く携わってきたので製造業の話は具体的に進められますが、見る順番はどの業種でも同じです。数字を分解し、どこで減っているか・どこで残っていないかを特定してから打ち手を決めます。対応が難しいと判断した場合は、その旨を正直にお伝えします。
刈谷市まで来てもらえますか?
伺います。事務所は東海市で、刈谷市までは車で40分ほどです。遠い場合は、初回だけお会いして、その後はオンラインで進める形もよく使います。移動時間の分をご相談の時間に回せるためです。ただ、製造業の場合は一度現場を見せていただけると、数字だけでは分からないことが出てきます。
費用はいくらかかりますか?
初回のご相談は60分無料です。無料で試せる診断が2つあります(AI活用診断・Web診断)。そのうえで、簡易診断が5万円、経営診断が40万円、実行段階を伴走する場合が月額20万円から(いずれも税別)。金額の内訳はトップページの料金表に載せています。費用対効果が合わないと判断した場合は、その旨をお伝えします。

まず1品目だけ、一緒に見てみませんか

初回のご相談は60分無料です。刈谷市へは訪問で伺います。
原価が分からない状態で構いません。そこが出発点になることが、いちばん多いです。 無理な勧誘はいたしません。

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