絶対に売れると思った新商品が全く売れない、という話を耳にすることがあります。
これは、お客さんとの距離が離れているからです。
商品やサービスの良し悪しを決めるのはお客さんです。
決して作り手ではないということですね。
栄養ドリンクのレッドブルとリポビタンD。
後発のレッドブルは今やリポビタンDの20倍の売上。
この差は伝え方です。
「リポビタンD=疲労回復」に対して「レッドブル=エキサイティングな体験」という斬新なイメージ。
伝え方こそがマーケティングなのですね。
「三流社長は売上を上げる、一流社長は顧客を買う」と言われます。
収入を生み出す最大の資産は顧客です。
あるいは顧客リスト。
もっと突っ込めば顧客との関係性ということでしょうか。
中国産うなぎの蒲焼をたべてみました。
国産に比べ半額、美味しさ半分といったところでしょうか。
美味しさに対する費用対効果はほぼ同じですが、あまり満足しませんでした。
どんな商品やサービスも、満足度≠費用対効果なのかもしれませんね。
新商品の開発ばかりする社長について相談をうけました。
社長の仕事はマーケティングです。
集客と販売がなければ会社はつぶれます。
商品開発、人の管理、雑用などは社員にまかせ、今ある売れる商品のマーケティングに全集中の呼吸で注力すべきです!!
ものやサービスを売るにはストーリーを語ることが大切です。
ある日本近代史家の言葉「名物にとっては内容にもまして、その来歴を語る由緒が重要なのである。」からも分かりますよね。
米国の経営学者フィリップ・コトラーによると、新規顧客の獲得コストは、リピート客の5倍かかるそうです。
今では10倍とも言われています。
なので、新規集客も大事ですが、既存客にフォーカスすることもお忘れなく!
もし商品やサービスが売れないなら、見込み客の欲求を満足させる根拠、あるいは見込み客の背景認識、のどちらかにズレがあるのかもしれません。
このズレを修正すれば必ず売れるようになります。
(トゥールミンの三角ロジックを参考にしています)
マクドのハンバーガーって、無性に食べたくなることありませんか?
ということで、10個買ったものの、6個食べたら飽きました...
セールスされてもないのにまた欲しくなる、深層意識にまで入り込むのが最強のマーケティングですね!!
ピーク・エンドの法則って知ってますか?
クライマックスとエンディングの瞬間だけが記憶にのこり、満足度に大きく影響をあたえる、という法則です。
クライマックスと最後に商品やサービスを提供する仕掛けをすれば、お客の満足度は高まります。