ホームページは作って終わりではない。更新すべき3か所

ホームページは作って終わりではない。更新すべき3か所

結論から、いきます。 ホームページで一番マズい状態は、デザインが古いことでも、記事が少ないことでもありません。**「止まっていること」**です。そして直すべき場所は3つだけ。全部やり直す必要は、まったくありません。

なぜ「止まったHP」がここまで損なのか?

想像してください。あなたが業者を探していて、あるHPにたどり着いた。トップページはそこそこキレイ。でも——

  • 施工事例の最新が「2022年」
  • お知らせの一番上が「年末年始の営業について(2021年)」

このとき、頭に浮かぶのは何ですか?

「この会社、まだやってるのかな?」

これです。サービスの質を疑うんじゃない。存在を疑われるんです。せっかく見つけてもらえたのに、そこで戻るボタンを押される。これほどもったいないことはありません。

しかも痛いのが、この判断は中身を読む前に、日付を見た数秒で下されるということ。どれだけ良い会社でも、日付ひとつで消えます。

でも安心してください。逆に言えば、日付が新しいだけで疑いは消えるということです。むずかしい話じゃない。今日から取り返せます。

更新すべき1か所目:実績・事例

これが最優先です。理由は2つ。

理由1:「今も仕事をしている」の証明になる 先月の仕事が載っている。それだけで、さっきの疑いは吹き飛びます。

理由2:検討している人が一番見ている場所だから 価格表でもなく、会社概要でもない。「自分と似た事例があるか」。ここを見ているんです。

載せ方は難しく考えなくていい。1件あたり、この形で十分です。

  • どんなお客さんが(業種・規模・地域。個人名や社名は許可が取れた場合のみ)
  • 何に困っていて
  • 何をして
  • どうなったか
  • 写真1枚(あれば)

ポイントは「何に困っていて」の部分です。ここが、これから来る人の検索している言葉と一致します。「エアコンから水が垂れる」「決算前に在庫が合わない」——お客さんが実際に言った言葉をそのまま書いてください。

もし守秘義務で細かく書けない業種なら、業種と困りごとだけでも構いません。「〇〇市の製造業/設備の異音対応」。これだけでも、無いのとは全然違います。

更新すべき2か所目:よくある質問

これ、作りっぱなしになりがちですよね。でも実は一番コスパの良い場所です。

なぜか。あなたはもう、答えを持っているからです。

今月、お客さんや問い合わせから聞かれたこと、ありませんか?

  • 「見積りって無料ですか?」
  • 「土日も対応してもらえます?」
  • 「どのくらいの日数かかりますか?」
  • 「他社と何が違うんですか?」

それ、全部そのままQ&Aです。 新しく考える必要なんてありません。聞かれた質問をメモして、載せる。 月1件ずつでも、1年で12個増えます。

しかもこれ、いま特に効きます。AI検索は「質問と答え」の形になっている情報を引用しやすいからです。詳しくはAI検索に載る会社になる準備に書きましたが、Q&Aを書くことは、そのままAI対策にもなっている。一石二鳥どころじゃありません。

答え方のコツは1つ。ごまかさないこと。

❌ 「料金はお客様の状況により異なります」 ⭕ 「基本料金は〇円からです。ただし〇〇の場合は追加になるため、現地を見てから確定させます」

前者は何も答えていません。後者は不安を1つ消しています。答えにくい質問こそ、誠実に答えると差がつく。

更新すべき3か所目:お知らせ

3つ目は一番簡単です。お知らせ欄。

「大した話がないと書けない」と思っていませんか? そんなことないです。むしろ、大した話じゃなくていい。

  • 「お盆は〇日〜〇日まで休みます」
  • 「〇〇の取り扱いを始めました」
  • 「〇〇の資格を取りました」
  • 「地元の〇〇祭りに出店します」

これで十分。読ませるためじゃなく、「動いている」と伝えるための場所だと割り切ってください。

ただし1つだけ注意。お知らせ欄を作ったのに、そこが3年止まっているのが最悪です。無いよりも悪い。書けないなら、いっそお知らせ欄自体をトップから外すのも立派な選択です。空いた場所には、さっきの実績を並べましょう。

同じ発想で、Googleビジネスプロフィールの投稿機能も動かしておくと効きます(Googleビジネスプロフィールを本気で使う手順)。同じ内容をコピーして貼るだけでいいんですから。

デザインより先に、中身。これ本当?

本当です。順番を間違えると、お金だけ減ります。

考えてみてください。デザインを一新して、キレイなHPになった。でも実績は3年前のまま、Q&Aは空、お知らせは止まっている。——訪問者の「まだやってるのかな」は、1ミリも消えていません。

逆に、多少古びたデザインでも、先月の実績が載っていて、Q&Aが具体的で、お知らせに来月の予定がある。こっちのほうが問い合わせは来ます

デザインはお金がかかります。中身の更新はタダです。タダのほうから先にやる。 順番として、これ以上に合理的なことはありません。

そもそも問い合わせが来ない原因は、もっと手前にあることも多いです。そちらは問い合わせが来ないHPの共通点。直すべき順番にまとめました。

月1回、30分。どう回せばいい?

続けるコツは、毎月の同じ日に予定を入れてしまうことです。「気づいたときに」では絶対に続きません。

やることはこれだけ。

やること目安時間
今月やった仕事から1件選んで、実績に載せる15分
今月聞かれた質問を1つ、Q&Aに追加する10分
お知らせを1本書く(休業日でもいい)5分

合計30分です。 月に30分。それで「止まっている会社」から「動いている会社」に変わる。

3つ全部できない月があってもいい。1つでも触れば、その月は更新されたことになります。 ハードルは限界まで下げてください。続くことのほうが、100倍大事です。

今日やること

HPを開いて、実績・事例の一番上にある日付を見てください。

半年以上前だったら、今月やった仕事を1件、載せてください。写真がなくても、文章3行でも構いません。「〇〇市の△△様/〇〇の対応をしました」。これだけで、日付が今日になります。

止まっていた時計が、動き出す音がします。応援しています!

よくある質問

ホームページはどのくらいの頻度で更新すべきですか?

月1回で十分です。毎日更新する必要はありません。大事なのは頻度より「止まっていないこと」です。訪問者は最終更新日や最新の実績の日付を見て、今も営業しているかを判断します。月に一度、実績・よくある質問・お知らせのどれか1つに手を入れる。これを続けるだけで印象は変わります。

更新するネタがありません。何を書けばいいですか?

新しく書く必要はありません。すでに起きたことを載せるだけで十分です。今月やった仕事、お客さんから実際に聞かれた質問、休業日のお知らせ。この3つはどんな会社でも必ず発生しています。ネタがないのではなく、日常の出来事を「載せるもの」として見ていないだけです。

デザインを新しくするのと、中身を更新するのはどちらが先ですか?

中身が先です。デザインを一新しても、実績が3年前のままなら訪問者の不安は消えません。逆に、多少古いデザインでも最近の実績と最新のお知らせが並んでいれば「今も動いている会社だ」と伝わります。お金がかかるほうを後回しにして、無料でできる更新から手をつけてください。

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