「地域名+業種」で検索されたときに出てくる会社になる
結論から、いきます。 「〇〇市 △△」で自社が出てこない一番の理由は、腕が悪いからでも、HPが古いからでもありません。どこにも地域名が書いていないからです。笑い話みたいですが、本当にこれが多い。
そもそも、なぜ地域名で検索されるのか?
考えてみてください。困っている人は、こう検索します。
- 「〇〇市 屋根 雨漏り」
- 「△△町 税理士」
- 「□□駅 整体 腰痛」
地域名+業種。もしくは地域名+業種+困りごと。これが、地域商圏の会社にとっての本命キーワードです。
なぜか。近所じゃないと頼めないからです。屋根の修理を隣の県の業者に頼む人はいません。だから検索する側は、最初から地域名を打ち込む。
そしてここが重要なんですが、この検索をする人は、すでに困っている。「そのうち考えよう」ではなく、「今どうにかしたい」人です。この人たちの前に出られるかどうかは、そのまま売上に効きます。
つまり、地域名で出てくるかどうかは、一番おいしい入口に立てているかどうかの話なんです。
地域名は、どこに書けばいい?
書く場所は決まっています。全ページに詰め込む必要はありません。この3か所です。
① トップページ 一番上の見出し、または一番上の説明文に、**「どこの、何屋か」**を入れる。
❌ 「まごころを込めた仕事で、お客様に安心を」 ⭕ 「〇〇市の外壁・屋根塗装/地元密着で30年」
前者は何屋か分かりません。後者は1秒で分かる。この話は問い合わせが来ないHPの共通点でも書きましたが、「1秒で分かるか」は地域名にもそのまま当てはまります。
② 会社概要ページ 所在地はもちろんですが、「対応エリア」を明記するのを忘れないでください。
「対応エリア:〇〇市、△△市、□□町(それ以外の地域もご相談に応じます)」
これ、書いていない会社が本当に多い。隣町の人は「ここまで来てくれるのかな」で迷って離脱します。 書くだけで、その迷いが消えます。
③ 実績・事例の記事 一番効くのがここです。
「〇〇市△△町のお客様/築25年の外壁の塗り替え」
実際にその地域で仕事をした事実が、具体的に積み上がっていく。これは詰め込んだキーワードとは重みが違います。事例を1件書くたびに、地域名が自然に1つ増えていく。楽ですよね。事例の書き方はホームページの更新すべき3か所にまとめています。
「地域名を連呼すれば上位に出る」は本当?
ウソです。 ここ、はっきりさせておきます。
昔はそういう時代もありました。だから今でも、こんなページを見かけます。
「〇〇市で外壁塗装をお探しなら当社へ。〇〇市の外壁塗装なら〇〇市No.1の当社。〇〇市の皆様に〇〇市で選ばれ続けて……」
読めますか、これ。読めないですよね。 読む人がしんどいものは、検索エンジンからも評価されません。今はそういう仕組みになっています。
大事なのは回数ではなく、事実の具体性です。
- どの地域で
- どんな仕事を
- 実際にやったのか
これが書いてあるページのほうが、地域名を20回書いたページより強い。しかも読む人にも刺さる。正攻法が一番ラクなんです。
住所の表記、バラバラになっていませんか?
これ、盲点です。チェックしてみてください。
- HPの会社概要:「〇〇県△△市本町1-2-3 □□ビル2F」
- Googleビジネスプロフィール:「〇〇県△△市本町1丁目2番3号」
- 名刺:「△△市本町1-2-3」
- 業界の掲載サイト:「〇〇県△△市本町1-2-3 □□ビル」
全部、微妙に違います。 ハイフンか漢数字か、ビル名を入れるか、階数を書くか。
これがバラバラだと、検索する側にとっても、検索エンジンにとっても「同じ会社かどうか」が判断しづらくなります。地図に出てこない原因が、実はこれだったというケースは珍しくありません。
やることは単純です。
- 正式な表記を1つ決める(ビル名・部屋番号まで含めて)
- 電話番号の表記も揃える(ハイフンあり/なしを統一)
- 載っている場所を全部リストアップして、順に直す
HP・Googleビジネスプロフィール・名刺・チラシ・SNSのプロフィール欄・業界サイト。思ったより多いですが、1回やれば終わります。
とくにGoogleビジネスプロフィールとの一致は重要度が高いので、まだ埋めていない人はこちらから(Googleビジネスプロフィールを本気で使う手順)。
地域の話題を記事にする、ってどういうこと?
ここからが差がつくところです。
「〇〇市 塗装」で戦おうとすると、同じ地域の同業者と真正面からぶつかります。でも、入口はそこだけじゃない。
こんな記事、書けませんか?
- 「〇〇市の海沿いエリアで、外壁が10年もたない理由」(塩害の話)
- 「△△市の助成金、リフォームで使えるものまとめ」(自治体の制度)
- 「この地域の古い住宅に多い、□□という工法の注意点」
- 「〇〇市の冬、水道管が凍る前にやっておくこと」
これ、その地域で仕事をしている人にしか書けない内容です。全国チェーンにも、大手の比較サイトにも書けない。
しかも、こういう記事を読んだ人は「この会社、この地域のことを分かってる」と感じます。これは検索順位の話を超えて、選ばれる理由そのものになります。
ネタ探しは簡単です。お客さんから聞かれたことを、地域名とセットで書く。 「この辺は〇〇が多いんですよ」と説明したこと、ありますよね。それを記事にするだけです。
出てこないとき、何をチェックすればいい?
順番に見ていってください。
| チェック項目 | 見るところ |
|---|---|
| 地域名がトップに書いてあるか | トップページの一番上 |
| 対応エリアを明記しているか | 会社概要 |
| 住所表記が揃っているか | HP/Googleビジネスプロフィール/掲載サイト |
| Googleビジネスプロフィールのカテゴリが合っているか | 管理画面 |
| その地域の事例が載っているか | 実績ページ |
| 検索している言葉と、書いている言葉が一致しているか | 全体 |
最後の項目、けっこう見落とされます。あなたが「外装工事」と書いていて、お客さんが「外壁塗装」で検索していたら、すれ違います。
お客さんが実際に使う言葉を確認する方法は簡単で、Googleの検索窓に地域名と業種を打ち込んで、下に出てくる候補を見ること。あれは実際に検索されている言葉です。無料で使える、けっこう強力な調査です。
そして最後に、正直なことを言います。これをやれば明日から1位、なんてことはありません。 積み上がるまで時間はかかります。でも、書いていない会社は永遠に出てこない。書いた会社だけが、そのうち出てくる。それだけの差です。
今日やること
自分のスマホで、「地域名+業種」で検索してください。自社が出てくるか、出てこないか。
出てこなかったら、HPのトップページの一番上に地域名を入れてください。「〇〇市の△△屋です」。この一行だけでいい。
自分の会社が、どこの会社なのか。まず名乗るところからです。応援しています!
よくある質問
ホームページのどこに地域名を書けばいいですか?
トップページの見出し、会社概要の所在地・対応エリア、実績記事の中の3か所が基本です。とくにトップページで「どこの、何屋か」が分かることが重要です。すべてのページに機械的に詰め込む必要はなく、自然な文章の中で対応エリアが伝わっていれば十分です。
住所の書き方はどこでも同じにすべきですか?
はい、揃えてください。ホームページ、Googleビジネスプロフィール、各種掲載サイトで住所や電話番号の表記がバラバラだと、検索する側にとっても検索エンジンにとっても同じ会社だと判断しづらくなります。ビル名・部屋番号・ハイフンの有無まで含めて、一つの表記に統一するのが基本です。
地域名を何度も書けば上位に出やすくなりますか?
なりません。同じ地域名を不自然に繰り返すのは、読む人にとって読みにくいだけでなく、検索エンジンからも評価されにくい書き方です。回数ではなく、実際にその地域で仕事をしている事実が具体的に書かれているかどうかが効きます。実績や地域の話題を積み上げるほうが確実です。
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