工事ごとの人工と粗利を、終わる前に知る
現場が赤字だったと分かるのが、請求を締めたあと。 工務店や建設会社でよく起きるのは、人工と外注費が工事ごとに集まっていないからです。 人工の集計や現場別の粗利は、下の無料ミニアプリでまず試せます。
無料で試せる、工務店・建設業のミニアプリ(一部)
人工・人員
現場の採算
工程・書類
建設業のほかのアプリはしごと道具箱の建設ページにあります。 工程表をエクセルで作る手順は記事「工事の工程表の作り方。最初に入れるのは作業名ではない」、 見積で利益を残す考え方は「建設・工務店の見積りで利益を守る」にまとめています。
会社に合わせて作る仕組み
これまで職人の出面は紙の日報やカレンダー。月末に事務の人が集めて人工を数え、工事ごとの粗利は完工してから分かる。
作ったあと出面をスマホで入れると、工事ごとの人工・人工代と、実行予算に対する残りがその日に出る。
人工の数え方(半日・残業・応援の扱い)や、協力会社への払い方は会社ごとに違います。そこを会社の決まりどおりに組むのが、自社用に作る意味です。 経営全体の相談は建設業の経営相談のページにまとめています。
AI活用診断は無料です。出面・見積・請求などの事務を一緒に書き出し、既製のソフトで足りるか、作るべきかを分けます(60分程度・オンライン可)。
人工代は、何で決まるのか
人工代は「人工 × 1人工あたりの単価」です。単価には給料だけでなく、社会保険・移動の時間・道具代まで入れて考えます。 見積の人工と実際の人工の差が、そのまま利益の差になります。 差が大きい工種が分かれば、次の見積でどこを直せばよいかが決まります。
自社用に作る場合は50万円〜(税別)です。原価・請求・会計までまとめて回すなら、建設業向けの既製ソフトをお勧めします。
よくあるご質問
- 工事ごとの人工を集計できる無料アプリはありますか?
- あります。しごと道具箱の「工事ごとの人工集計」は、日ごとに誰がどの現場に入ったかを入れると、工事ごとの人工と人工代を出します。登録不要で、入力した内容は外部へ送りません。
- 工事の引渡し書類は、エクセルで作れますか?
- 作れます。「引渡し書類の作成」で、工事名・施主・引渡し日・保証の内容をまとめた書類の下書きを作れます。保証書を工事ごとに束ねたい場合は「保証書のまとめ」もあります。
- 現場ごとに、いま儲かっているかを途中で知る方法はありますか?
- 実行予算と、ここまでにかかった人工・外注費・材料費を並べると、完工前に粗利の見込みが出ます。「現場別実行予算の表示」「現場別粗利の速報」「外注費の予定実績比較」で試せます。赤字になりそうな現場は、終わってからではなく途中で手を打てます。
- 既製の工事管理ソフトと、どちらがいいですか?
- 原価管理から請求、会計まで一つの流れで回したいなら、建設業向けの既製ソフトが向いています。職人の日報は紙のまま、人工の数え方や協力会社への払い方が会社ごとに違う、という場合は、その部分だけ自社用に作るほうが現場に定着します。
- 頼むと、いくらかかりますか?
- 日報から人工と現場別の粗利を出す、といった1つの業務を仕組みにする規模で、50万円〜(税別)です。事務の時間と、赤字に気づくのが遅れた現場の損失を先に金額にし、見合わないなら作らないほうがよいとお伝えします。
担当するのは
中小企業診断士(経済産業大臣登録)の吉田直樹です。 大手鉄鋼メーカーで製鋼プロセスの技術開発に約6年、 そのあと中小企業で20年、機械設備の状態診断に携わりました。 やっていたのは潤滑油を分析して、データで機械の状態を判定する仕事です。 解析したデータは300件を超えます。
まず、どの現場で利益が漏れているかから
AI活用診断は無料です。最近の現場を2〜3件並べ、見積と実際の人工・外注費の差を一緒に見ます。仕組みにする価値があるかは、そのあとで決めていただけます。