生産管理を、エクセルの次の形にする

納期に遅れる工場で足りないのは、きれいな計画表より「今どの工程で止まっているか」の記録です。 実績が現場から入ってくれば、予定の組み直しは事務所の机の上でできます。まずは下の道具で、自社の数字を入れてみてください。

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計画・予定

実績・負荷

納期・割込み

エクセルで自分で作る場合の手順は、記事「生産管理をエクセルで自作。まず作るのは計画表ではない」にまとめています。材料や部品の手配も一緒に見たい場合は在庫・発注管理の仕組み、歩留まりと不良は歩留まり・不良の管理をどうぞ。

会社に合わせて作る仕組み

これまで予定はホワイトボードと社長の頭の中。遅れは、お客さまから催促の電話が来て初めて分かる。

作ったあと現場が工程の開始と終了をスマホで押すと、機械ごとの予定と、納期に間に合わない恐れのある案件が一覧に出る。

手を付けるのは、いちばん詰まる機械と、その前後の工程だけです。全工程を一度に載せようとすると、現場の入力が続きません。 そこが見えれば、段取り替えの順番や割込み案件の受け方が数字で決められます。見積や在庫まで一緒に仕組みにする場合は見積・在庫・生産管理の仕組みづくりをご覧ください。

受注から出荷までの流れを、紙1枚に一緒に描きます。そのうえで、エクセルのままで回るか、既製品を入れるか、自社用に作るかを決めます。AI活用診断として無料(60分程度・オンライン可)。

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なぜ、計画表から作ると続かないのか

計画表は、1件の割込みや1台の故障で翌日には崩れます。崩れた表を直すのが特定の1人だと、その人が忙しい週から更新が止まります。 先に実績を記録しておけば、工程ごとの本当の所要時間が分かり、計画は「実績の平均+余裕」で引き直せます。 標準時間を決めていない工場ほど、ここから始める意味があります。

部品表から材料手配・原価まで一気通貫で回したいなら、既製のシステムのほうが早く確実です。小さく自社用に作るなら50万円〜(税別)から。

よくあるご質問

生産管理システムは、エクセルで自作できますか?
できます。最初に作るのは予定のガントチャートではなく、1行=1つの工程の実績(いつ始めて、いつ終わったか)を記録する表です。実績がたまると、どこで遅れるかが数字で見え、計画表はその後で作れます。作り方は記事「生産管理をエクセルで自作。まず作るのは計画表ではない」にまとめています。
生産管理表の無料テンプレートやアプリはありますか?
あります。しごと道具箱に、機械別稼働予定表・工程別標準時間の記録・納期遅延の予兆表示・短納期案件の割込影響など、製造業向けのミニアプリを置いています。会員登録は要らず、打ち込んだ数字はお使いの端末の中だけで計算されます。
エクセルの生産管理表が限界になるのは、どんなときですか?
入力する人が複数になり同じファイルを同時に開けないとき、現場で入れた実績が事務所の表に反映されるまで時間がかかり、遅れに気づくのが後手になるとき、表を直せる人が1人しかいないとき、の3つが目安です。この段階で、現場のスマホやタブレットから入れる形に切り替えると続きます。
既製の生産管理システムと、どちらがいいですか?
品番が多く、部品表(BOM)から材料の手配や原価計算まで一気通貫で回したい場合は、既製のシステムが向いています。受注生産で品番ごとに工程が変わる、機械の台数が限られていて段取り替えの順番が肝、という工場では、自社用の小さな仕組みのほうが現場に合います。
頼むと、いくらかかりますか?
50万円〜(税別)が目安で、工程の実績入力と機械ごとの予定・納期遅れの一覧をまとめた範囲です。催促の電話への対応や予定の組み直しに年間いくら払っているかを先に一緒に計算し、開発費がそれを超えるなら、エクセルのままで行きましょうと申し上げます。

担当するのは

中小企業診断士(経済産業大臣登録)の吉田直樹です。 大手鉄鋼メーカーで製鋼プロセスの技術開発に約6年、 そのあと中小企業で20年、機械設備の状態診断に携わりました。 やっていたのは潤滑油を分析して、データで機械の状態を判定する仕事です。 解析したデータは300件を超えます。

担当者のプロフィール / 事務所の概要 / よくあるご質問(全体)

まず、どこで納期が詰まっているかから

どの機械の前で仕掛品が積まれているか、遅れが分かるのは何日前か。そこを一緒に確かめ、仕組みにして元が取れるかを判断します。AI活用診断は無料です。

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