工場のAI活用事例。小さな製造業の手作業を、AIで減らす
「AIで何ができるのか、うちの工場では見当がつかない」 ——そう感じている会社は少なくありません。中小企業がAIを使わない理由の1位は 「活用する業務がイメージできない」(63.4%、2026年版中小企業白書)です。 このページでは、小さな工場で実際に作って納めた4つの仕組みを、作業が前と後でどう変わったかで載せています。
- 対象
- 従業員30名以下の工場・製造業
- 作って納めた仕組み
- 図面・帳票の検索/図面から作業指示書の下書き/手書き伝票の読み取りと請求書/現場の数字のスマホ集計
- 費用
- AI活用診断は無料。仕組みを作る場合は1つの作業で50万円〜(税別)
- 対応地域
- 東海市・知多半島・名古屋市などは訪問。それ以外はオンライン
- 担当
- 吉田直樹(中小企業診断士)。鉄鋼メーカーで6年、設備診断の会社で20年、工場の現場に関わってきました
小さな工場で作って納めた、4つのAI活用事例
① 図面を探す時間をなくす(図面・帳票の検索)
前ファイルサーバーや棚を探し回る。「あの図面どこだっけ」で毎回手が止まる
後図面に書かれた管理番号をAIが読み取って索引にし、管理番号から図面をすぐ呼び出せる
先にファイルの置き場所を1か所にまとめます。ここを飛ばすと、探せない図面が残ります。
② 作業指示書を図面から下書きする
前図面を見ながら、指示書を手で書き起こす。書く人によって中身がぶれ、ベテランに仕事が集中する
後過去の指示書を見本に、図面から下書きをAIが作る。人は確認と手直しだけ
加工の判断が入る工程は自動にしません。欲張ると、確認の手間のほうが増えるためです。
③ 手書き伝票の打ち込みをやめる
前手書きの伝票を見ながらエクセルに1件ずつ入れ、月末にまとめて請求書を作る
後スマホで伝票を撮ると、AIが品番・数量・単価を読み取って台帳に入り、請求書PDFまで出る
読み取りは100%ではないので、最初の1か月は人が見て直す前提で組みます。詳しくは請求書・エクセル業務のAI自動化に載せています。
④ 現場の数字を、その日のうちに見る
前日報や伝票を回収して、あとから誰かがまとめて入力する。数字が見えるのは月末
後現場からスマホの1画面で入れた数字が、そのまま集計される。その日のうちに見える
入力の項目は最小限にします。「あれば便利」で足した項目が、入力されない原因になります。
どの事例も、守秘のため納品先の社名は載せていません。ほかに作ったもの(撮るだけ精算、ネット情報の自動収集など)は作って納めたAIシステムの一覧にあります。
AI活用診断は無料です。御社の工場のどの作業にAIが使えるか、既製品で足りるか、作る必要があるかを、オンラインでも対面でも、その場でご一緒に決めます(60分程度)。
AIに任せない仕事もあります
- 加工条件や段取りの判断 … 経験と現物で決める部分は、人が決めます
- 月に数時間しかかからない作業 … 仕組みにしても、かけた費用が戻りません
- 既製のソフトで足りる作業 … そのほうが安く、早く、壊れません。そちらを勧めます
いくらまでなら、かけていいか
計算の例
月25時間 × 時給1,800円 × 12か月 = 年間54万円
この作業の大半がなくなるなら、50万円の仕組みはおよそ1年で元が取れます。 月に数時間の作業なら年間で数万円なので、作りません。
御社の場合の数字は、無料のAI活用診断で一緒に出します。 考え方はAI導入にいくらまで出していいかに書いています。
進め方
- 無料のAI活用診断(60分程度)… 工場の作業を書き出し、時間がかかっているものから順に並べます
- 作るかどうかを決める … 元が取れる見込みがある作業だけ、お見積り(50万円〜・税別)をお出しします
- 今のやり方のまま作る … いまの図面・伝票・帳票の形を生かします
- 納品と最初の1か月 … 現場の使われ方を見ながら直します
工場の利益の見方は工場の利益構造、原価の出し方は製造原価をエクセルで計算するに書いています。 東海市の工場の経営の相談は東海市の製造業の経営改善をご覧ください。
よくあるご質問
- 工場では、AIを何に使えますか?
- 小さな工場で効果が出やすいのは、図面を探す、図面を見ながら作業指示書を書く、手書きの伝票を打ち込む、現場の数字をあとから集める、といった繰り返しの手作業です。愛知県東海市の中小企業診断士・吉田直樹は、この4つをAIで仕組みにして納めています。加工の判断や段取りの決定のように、人の経験で決める部分はAIに任せません。
- 愛知県で、工場のAI活用を相談できるところはありますか?
- 愛知県東海市の中小企業診断士・吉田直樹が、従業員30名以下の工場の相談を受けています。東海市・知多半島・名古屋市などは訪問し、それ以外はオンラインで対応します。入口は無料のAI活用診断で、どの作業にAIを使えば手間が減るか、既製品で足りるか、作る必要があるかを、その場で一緒に決めます。
- 従業員10人ほどの小さな工場でも、AIを使えますか?
- 使えます。人数が少ない工場ほど、1つの作業が1人に集中していて、その人が休むと止まることが多いからです。図面の場所を知っている人、指示書を書ける人、伝票を打ち込む人が決まっている作業から、AIで手順に置き換えます。大きなシステムを入れるのではなく、1つの作業から始めます。
- 工場のAI導入には、いくらかかりますか?
- 仕組みを作る場合は、1つの作業で50万円〜(税別)です。先に無料のAI活用診断で、その作業に年間いくらの人件費がかかっているかを出します。たとえば月25時間かかる作業を時給1,800円で計算すると、年間54万円です。1年ほどで回収できる見込みがあるときだけ作り、既製品で足りる場合はそちらを勧めます。
- 現場の人がパソコンに慣れていませんが、使えますか?
- スマホで撮る、1画面で数字を入れる、といった操作だけで済む形にします。入力の項目は最小限に絞ります。項目が多いほど現場で入力されなくなり、仕組みが止まるためです。納品後の最初の1か月は、使われ方を見ながら直します。
- 図面や取引先の情報をAIに渡しても大丈夫ですか?
- 作る前に、どの情報をAIに渡し、どの情報を渡さないかを一緒に決めます。社外に出したくない情報は、AIに渡さない形で組みます。どこまで任せるかは会社ごとに違うので、決めてから作ります。
担当するのは
中小企業診断士(経済産業大臣登録)の吉田直樹です。 大手鉄鋼メーカーで製鋼プロセスの技術開発に約6年、 そのあと中小企業で20年、機械設備の状態診断に携わりました。 やっていたのは潤滑油を分析して、データで機械の状態を判定する仕事です。 解析したデータは300件を超え、学会発表は40回を超えます。
どの作業にAIが使えるか、一緒に決めるところから
AI活用診断は無料です。作るかどうかは、数字を見てから決めていただけます。元が取れない場合は、そうお伝えします。